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どこも大変な時期ですが、こんなときだからこそと日本一の湧出量を誇る温泉地・別府(大分県)にでも旅行しようと交通機関を探していました。
さまざまな観光地を回るならレンタカーが便利ですが、今回は宿とその周辺をまったり楽しむ予定なので公共交通機関を検索。
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普通に考えれば電車かバスだろうと調べてみたところ、発見したのがハイウェイバスドットコムで購入できる高速バスのWEB回数券。
例えば福岡〜別府間の高速バス「とよのくに号」の場合だと、通常だと往復乗車券5,760円(片道3,250円)のところ、WEB回数券なら1人片道あたりなんと2,300円。圧倒的に安い……!
ちなみにJR特急ソニックだと5,150円、九州ネットきっぷだと3,150円。
一度に4枚つづりを購入する必要があるものの、2人なら一往復で使い切るので使わなきゃ損なレベル。
奇数人だと余りが出てしまいますが、払い戻し手数料が非常に安いので返金してもらってもいいですし、もちろん利用期限内に使い切るならそれも良し。
WEB回数券は、福岡発着だと別府のほか湯布院、佐世保、宮崎などの路線で販売中。
九州だけでなく、全国さまざまな路線で利用可能なようです。
旅行時にバス移動を考慮に入れるなら、要チェックですよ!
ハイウェイバスドットコムのWEB回数券とは?
ハイウェイバスドットコムは、主に東京都南西部〜神奈川県北部を走る京王電鉄のグループ会社である京王電鉄バスが運営する高速バス予約サイト。
京王電鉄バス自体が運行しているのは首都圏ですが、九州など他の地域のバス会社も相乗りしてシステムを利用しているようです。
ざっと見たところでは、首都圏および名古屋、東北、福岡をはじめ九州発着路線が特に充実している印象。
WEB回数券は、ハイウェイバスドットコムで購入できる高速バスの回数券。
乗車料金の決済時に現金の代わりに使用可能で、2枚もしくは4枚つづりで買う代わりに1枚あたりの料金がかなり安くなっているのが特長。
全ての路線で購入できるわけではなく、設定されている路線は一部のみ。
1冊あたりの枚数(2枚 or 4枚)、価格、割引率なども路線によってまちまちです。
WEB回数券を購入し、バスを予約して乗車するまでのおおまかな手順は以下の通り。
回数券を消費するのみで追加料金は不要。
なお、解約受付期限までは手数料0円で予約便のキャンセルができたり、払戻し手数料も200円程度で安かったりと変更・解約にも比較的寛容なのも特長のひとつ。
ただし、予約・変更・払戻ともに有効期限内に行う必要があるのでご注意を。
有効期限は各路線によって異なるようですが、福岡〜別府線(とよのくに号)の場合は購入から3ヶ月でした。
福岡発着路線でWEB回数券とそれ以外の価格を比較
例として、ハイウェイバスドットコムで販売中の福岡発着路線のうちWEB回数券があるものを一覧にしてみました。
比較対象として、JRの特急を利用した場合の料金と所要時間も併記。
「九州ネットきっぷ」は、ネットで購入可能なJRの割引チケットです。
路線 | 電車 | 高速バス | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
JR特急 | 九州ネットきっぷ | 所要時間 | バス片道乗車券 | WEB回数券 | 所要時間 | |
福岡〜宮崎 | 9,580円 | 5,760円 |
5時間39分 (要乗り継ぎ) | 4,710円 | 3,665円/1枚 | 4時間47分 |
福岡〜延岡 | 8,370円 | 5,760円 |
4時間20分 (要乗り継ぎ) | 5,060円 | 3,930円/1枚 | 4時間25分 |
福岡〜大分 | 5,680円 | 3,150円 | 2時間3分 | 3,250円 | 2,040円/1枚 | 2時間25分 |
福岡〜別府 | 5,680円 | 3,150円 | 1時間52分 | 3,250円 | 2,040円/1枚 | 2時間15分 |
福岡〜湯布院 | 4,640円 | 4,080円 | 2時間10分 | 2,930円 | 2,040円/1枚 | 2時間20分 |
福岡〜佐世保 | 3,950円 | 2,350円 | 2時間2分 | 2,310円 | 1,780円/1枚 | 1時間51分 |
※2020/3/18現在
※WEB回数券は4枚つづり
※電車の所要時間はダイヤ、バスの所要時間は道路状況等によって多少変わる
※福岡〜宮崎間は「席割」でWEB回数券より安くなる場合あり
(バス料金の出典:オトクなプラン【福岡発着】 | 九州バスネットワークポータルサイト「@バスで(あっとバスで)」)
常にほぼ時間通りで比較的速い電車と、道路状況に左右されがちでやや時間のかかる高速バスとの比較なので、後者の方が安い傾向にあるのは当然といえば当然。
電車とバスのどちらを選ぶかは旅行計画や好みによるとしても、電車であれば「九州ネットきっぷ」、そして高速バスであれば「WEB回数券」を活用しない手はありません。
普通のきっぷより圧倒的に安いのが一目瞭然ですね。
高速バス(福岡〜別府)のWEB回数券を購入する
私も実際にWEB回数券を購入・利用してみたので、その手順を紹介しましょう。
まず、乗車したい路線のWEB回数券をハイウェイバスドットコムにて検索します。
今回、私は福岡天神〜別府までの路線で検索。
もし該当するWEB回数券があれば検索結果に出てくるので、「購入する」を選択。
内容や料金を確認。どの路線でも同じかはわかりませんが、福岡〜別府の場合利用期限は購入より3ヶ月でした。
WEB回数券の購入はクレジットカード決済のみ。
問題なければ、クレカ情報を入力して購入しましょう。
購入後、マイページから現在持っているWEB回数券の状況を確認可能。
未使用の状態で確認してみたところ。使用済み枚数0枚、残り枚数4枚となっているのがわかります。
WEB回数券は有効期限内なら払い戻しも可能。手数料も安いのがありがたい。
(確か210円だったはずですが、サイト上には記載がないため確認できない。。)
高速バスを予約し、WEB回数券で支払う
WEB回数券を購入したら、次に乗車したい高速バスをハイウェイバスドットコムで普通に予約します。
エリアや路線、乗車バス停等を選んで検索し、
乗車時刻から乗りたいバスを選びます。
人数を入力。
通常の往復運賃が表示されるので「間違えたかな?」と思ってしまいますが、このまま続けて問題ありません。
前方/広報、窓側/通路側の座席希望条件を入力。
予約登録が完了しましたが、この時点ではまだ決済していないため確定ではありません。
予約完了画面に「決済」の欄があるはずなので、そこで「WEB回数券での決済」を選んでください。
予約した便それぞれにWEB回数券が充当されていることを確認。
例えば福岡〜別府線なら「とよのくにきっぷ WEB」との記載があるはず。
WEB回数券を使いたくない場合には、通常のオンライン決済に変更することも可能。
その場合には、当然ながら通常の片道・往復料金となります。
乗車券種別の選択。
ケータイ乗車券は、送られてくるメールに記載のURLをクリックして乗車券を表示させる形。通常ならこれで十分。
紙の乗車券でないと不安な方は、WEB乗車券を選び印刷して持っていってもいいでしょう。
決済内容が問題ないか最後の確認。
WEB回数券決済のため、運賃は非表示となっています。
注意事項にもある通り、通常のチケットと違いWEB回数券を利用した乗車券の解約は手数料がかかりません。有効期限にだけご注意を。
バス乗車時は、乗車券を見せるだけ
決済が完了すると、乗車券のURLが記載されたメールが届きます。
ケータイ乗車券の場合、このURLをタップすると表示される画面を乗車時に見せるだけでOK。
WEB乗車券の場合は、表示される画面を印刷して当日持参するのをお忘れなく。
あとがき
少しでも安く移動ができれば、その分旅先で使えるお金が増えてありがたい。
通常、交通機関の割引乗車券は変更・解約に制約があることが多いですが、このWEB回数券はそういった縛りがないのも便利。
九州だけでなく首都圏を含む全国でもWEB回数券が使える路線があるようなので、バス移動も考慮に入る旅を計画するならチェックしてみてください!