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望遠レンズを備え、光学4倍ズームに加えて超解像ズームで最大20倍まで寄ることが可能なPixel 6 Pro。
ただ写っている画像を拡大し引き伸ばすだけのデジタルズームに比べ、超解像ズームはソフトウェア処理によって画質をなるべく損なわずに撮影が可能とのこと。
手ブレによってイメージセンサーがどれほど揺れたかを計算し、連写した各写真データの各ピクセルの色情報をマッピング。これによってセンサーシフトと同様に、各ピクセルが3原色の色情報を持つ状態となるため、通常撮影に比べて解像感が上がり、ズームしてもそこまで画質が損なわれない──というのが、超解像ズームの概要だ。
「星空も撮れる」Pixel 4カメラのヒミツ スタンフォード大教授が「Made by Google」で語ったこと(2/2 ページ) – ITmedia NEWS
一方、iPhoneの最先端機種である13 Proは光学3倍ズーム、最大15倍のデジタルズームが可能。
この両機種(Pixel 6 Pro、iPhone 13 Pro)のズーム性能を比べてみると、どういった違いが出るのか?
実際に同じシチュエーションで撮り比べて検証してみました。
超解像20倍ズームでもかなり綺麗に撮れるPixel 6 Pro
撮影のために繰り出したのは福岡・天神の夕暮れ時。
国体道路と渡辺通りが交差する渡辺通4丁目交差点です。
まずは等倍で撮影。
Pixel 6 Proで撮ったものがこちら。
同じシチュエーションで、iPhone 13 Proでも撮影。
「MITSUKOSHI」の文字や右下付近の街路樹を見るに、Pixel 6 Proの方がそれぞれの色やコントラストを捉えて表現する傾向があるように思います。
ちなみに、Pixel 4aで撮ったものはこちら。色味としてはPixel 6 ProとiPhone 13 Proの中間くらいに見えます。
次に、光学ズームによる撮影を試します。
Pixel 6 Proの光学4倍ズーム。
iPhone 13 Proの光学3倍ズーム。
どちらも綺麗に撮れてはいますが、街路樹の葉っぱ1枚1枚までかなりしっかりと描写しているPixel 6 Proに対し、iPhone 13 Proはやや黒く潰れ気味な印象。
望遠レンズを備えていないPixel 4aも、3倍くらいなら超解像ズームを駆使してなかなか頑張っています。
さらに拡大して、倍率10倍くらいで駅名表示をズームアップしてみました。
Pixel 6 Pro。すでに光学ズームの倍率を超えていますが、そうは思えないほどかなり綺麗に写し取っています。
iPhone 13 Pro。Pixel 6 Proに比べると、ややぼんやりとしている印象。望遠レンズおよび超解像ズーム VS デジタルズームの差が出てきているんでしょうか。
Pixel 4aの最大倍率である超解像7倍ズーム。ここまでくると望遠レンズのないPixel 4aはさすがに苦しい。
Pixel 6 Proで15倍ズーム。はるか向こうにある垂れ幕の文字もちゃんと読めます。建物や木々の輪郭もそれほどボヤけてはいない。
Pixel 6 Proの最大20倍ズーム。さすがに少しノイズが目立ってきましたが、光学ズームが4倍止まりのスマートフォンとは思えない解像度。
それに対し、iPhone 13 Proのデジタル15倍ズームがこちら。
正直言ってPixel 6 Proとは比べ物にならないほどぼんやりとしてしまっています。
夜景×ズーム撮影でPixel 6 ProとiPhone 13 Proを比較
夜景や暗い室内など光が少ない状況での撮影だと、さらにズーム性能の差が際立ってきます。
Pixel 6 Proは夜景モード、iPhone 13 Proは自動的に適用されるナイトモードで撮影しました。
街灯がありそれなりに明るさのある夜間、公園のオブジェをまずは等倍撮影。
Pixel 6 Pro
iPhone 13 Pro
木々の葉っぱのディテールを見るとPixel 6 Proの方がよりしっかりと捉えていますが、全体的にはホワイトバランスのクセが違うだけで明らかに目立つほどの違いはないように見えます。
ですがズームをしてみるとその違いは歴然。
Pixel 6 Proだと、等倍写真の色味そのままにかなり綺麗に写る。
iPhone 13 Proでは、なんだかくすんだような色になり輪郭もぼやけてしまいました。
他にも何枚か撮ってきたので、違いを見比べてみてください。
Pixel 6 Pro 20倍ズーム。
iPhone 13 Pro 15倍ズーム。
周りが暗い状況だとさすがにノイズが目立ちどちらも実用性は厳しいですが、Pixel 6 Proの方がまだノイズをかなり抑えられているのがわかります。
夜間に光る案内板を20倍ズーム撮影。相当遠いんですが、こちらは「福岡市美術館」がちゃんと読める。
iPhone 13 Proでの15倍ズーム撮影では、そもそもピントがなかなか合わず。とりあえずシャッター切ってみたものの白い電灯にしか見えません。
渡辺通りに戻り、日中に撮った場所から遠くの文字をズーム撮影。
Pixel 6 Pro。
iPhone 13 Pro。
Pixel 6 Proのズーム撮影は、光学ズームのレンジを外れた倍率であってもデジタルズームに比べてかなり綺麗に撮れる
ネット上にもPixel 6 Proのズーム作例がたくさん
SNS等ネット上にもPixel 6 Proのズームで撮影した写真が多数挙がっているので、この記事の内容だけでは物足りないという方はそちらも見に行ってみてください。
参考までに、先ほど検索して見つけたPixel 6 Proズーム写真たちをいくつかピックアップしておきます。
普段望遠カメラなんて使わないからこの際比較したろと思って撮ったけどびっくりした。
1枚目がiPhone 13 Pro Maxで2枚目がPixel 6 Proだけど、圧倒的に違う。Pixelは壁紙の模様までしっかり見えてるのに対してiPhoneは完全に潰れてる。
ちなみに6〜7mくらい離れて撮ってる。 pic.twitter.com/rzhJKGjytt— ふうじん (@fu2ncm) November 3, 2021
本日発売のPixel 6 Pro、Googleさんからご提供頂いたので、話題の望遠を試してきたけど、これバケモンだ。これまでのスマホ全てを過去に葬りさってる。1枚目がPixel 6 proの13倍ズーム。2枚目のiPhone 13 Proで撮った写真と比べると、写真全体で物凄い違いが出てる。これがTensorの力か!#teampixel pic.twitter.com/knxQPix9Zb
— 別所隆弘 (@TakahiroBessho) October 28, 2021
Pixel 6 ProとiPhone 13 proのカメラの比較を、両機種ともに光学ズームの中で収まる2.9倍で比較してみました。望遠ほど顕著な差は出ないかと思ったんですが、かなりの差が出てます。これは驚いたな。
1枚目がPixel 6 Pro
2枚目がiPhone 13 pro#teampixel #pixel6pro pic.twitter.com/ecuS0DFq2U— 別所隆弘 (@TakahiroBessho) October 29, 2021
Pixel 6 Proの20倍ズームはなかなか優秀だなあ。 pic.twitter.com/qG8bQwxEZv
— 小山安博 Yasuhiro Koyama (@surblue) October 30, 2021
望遠対決続編。Tensorの力よりもペリスコープレンズの光学性能ではないか?というご指摘を頂いたんですが、確かにその差は大きいと思います。その上で4倍以上のデジタルズームが優秀なのは、Tensorの力なのかなという感触です。
1,3枚目 Pixel 6 Pro
2,4枚目 iPhone 13 Pro#Teampixel #Pixel6Pro pic.twitter.com/fqn6Uch0LN— 別所隆弘 (@TakahiroBessho) October 29, 2021
Pixel 6 Proの超解像ズーム
(光学4倍×デジタル5倍) pic.twitter.com/vrnJSThH2q— きゃわい@12/16-大阪? (@ca_wa_i) October 30, 2021
DXOMARK Pixel 6 Proのズームスコアに疑問があるので、ちょっと実機を触ってきました。
左がiPhone 13 Pro、右がPixel 6 Proです。
15Xで撮影、その後、指で拡大しています。
これが、パッと見でわかるくらいPixelのほうがディティールに優れてるんですよね。 pic.twitter.com/ce4LflDOMv
— 結城📍 (@antuu_jp_blog) November 4, 2021
Pixel 6 Proの作例の一部。光学4倍ズームとNight Sightの組み合わせはかなりヤバい pic.twitter.com/yuq2PUSrUH
— J (@j17sf) November 1, 2021
最後にひとこと
Pixel 6 Proのカメラ、これまで触ったスマートフォンの中でも群を抜いて優秀。
夜景撮影やその他の機能についてもレビューしていくので、そちらもご期待ください!
→ ソフトバンクオンラインショップでPixelをチェックする
Pixel 6・6 Proの注目機能をレビュー記事にしてアップしています。こちらも参考にどうぞ!