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Pixel 7 Proでは、元々強力だったズーム機能がさらに進化しました。
Pixel 6 Proの光学4倍・超解像20倍ズームに対し、Pixel 7 Proでは光学5倍・超解像30倍ズームにグレードアップ。
超広角(ウルトラワイド)レンズによるズームアウトでは、Pixel 6 Proの0.7倍(視野角114°)に対し0.5倍(視野角125.8°)とより広範囲を写せるようになりました。
では、Pixel 7 Proのズーム撮影ではどのような写真が撮れるのか?実際の撮影方法とともに紹介します!
Pixel 7 Proでズーム撮影する方法
Pixel 7 Proでズーム撮影をするには、シャッターボタンのすぐ横(縦持ち撮影ならすぐ上)にある倍率表示をタップ or 長押ししてスワイプするだけ。
Pixel 6 Proのときとスワイプする方向が逆になっているので、Pixel 6 Proユーザーはちょっと慣れが必要かも。
倍率が15倍以上になると、左上にどの辺を写しているのかわかるよう縮小版のサムネイルが表示されます。
15倍以上ともなるとちょっとした手の動きですぐにズレてどこを撮っているかわからなくなるし、こういった親切機能はわかりやすくていいですね。
Pixel 7 Proでは、超解像30倍ズームでも実用レベルの写真が撮れる!
Pixelシリーズの優れた機能のひとつ「超解像ズーム」。
画像の一部を切り取って引き伸ばすだけの「デジタルズーム」の一種でありながら、Googleの誇るAI性能を駆使してある程度の画質を担保しているのが特徴です。
実際にPixel 7 Proで撮った写真を見てみましょう。
こちらは、等倍(×1)で撮った写真。晴天の公園が綺麗に撮れています。
光学5倍ズーム。光学ズームなので画質の劣化はなく、鮮明さは等倍のときと変わらない。
(少しホワイトバランスが変わったのが気にはなりますが)
そして、超解像30倍ズーム。よく見ると多少粗いところもありますが、引き伸ばした画像をうまくAIで補完しているのか、マンション名も輪郭もくっきり見える。
等倍と30倍の写真を見比べてみてください。スマートフォンでこれだけのズームができる時代になったんですね……!
もう2枚、等倍と超解像30倍ズームの写真をどうぞ。
等倍では遠くに旗らしきものが見えるかどうかですが、30倍ズームではその端の細かい文字から載せられている子供の絵に至るまできれいに写っています。
肉眼で見えないものがPixel 7 Proなら見えるので、望遠鏡としても使えたりする。
超広角0.5倍(視野角125.8°)で広範囲を写真におさめる
Pixel 7 Proは、超広角(ウルトラワイド)カメラも進化。Pixel 6 Proよりさらに広い範囲を写真におさめることが可能となりました。
具体的には、Pixel 6 Proの0.7倍/視野角114°に対し、Pixel 7 Proは0.5倍/視野角125.8°。
ちなみに、0.5倍という数字はiPhoneの超広角カメラと同じ。ズームイン性能では圧倒的にiPhoneをリードしているPixelシリーズですが、超広角カメラに関してはPixel 7 Proでやっと追いついたということになりますね。
では、実際の写真を見てみましょう。
等倍の写真に対し、ウルトラワイドレンズで撮った写真は5mくらい後ろで撮ったかのように広範囲を写しているのがわかります。
もう1枚。
被写体が大きすぎて通常撮影では写しきれないとき、狭い場所での記念撮影などで端の人が見切れてしまうときなどに、ウルトラワイド(超広角)撮影は活躍してくれます。
Pixel 7 Proで撮ったズーム写真をPixel 6 Pro、iPhone 13 Proと比較
Pixel 7 Proのズーム機能は他の機種と比べてどうなのか、前世代であるPixel 6 Pro、iPhoneの最新機種・iPhone 14 Proと同等の最大ズーム機能をもつiPhone 13 Proと比較してみました。
ズームイン(拡大)機能の比較
まずはズームイン(拡大)機能の比較から。
さきほど紹介したPixel 7 Proの超解像30倍ズーム写真と、Pixel 6 Proの最大倍率である超解像20倍ズーム、iPhone 13 Proの最大15倍デジタルズームを比べます。
Pixel 7 Pro(超解像30倍ズーム)vs Pixel 6 Pro(超解像20倍ズーム)。
Pixel 6 Proも十分綺麗といっていい仕上がりですが、やはり性能がアップしている分Pixel 7 Proのほうが拡大率が大きい。
Pixel 7 Pro(超解像30倍ズーム) vs iPhone 13 Pro(デジタル15倍ズーム)。
これはもうひと目で勝負アリ。Pixel 7 Proの圧勝。
iPhone 13 Proのデジタルズーム写真にAI処理が施されているかは不明ですが、見た感じではただ引き伸ばしただけの普通のデジタルズームという感じ。
iPhoneシリーズでズーム写真を撮る際には、光学ズームの範囲内におさめておいた方がいいというのが私の感想。
デジタル(超解像)ズームでもちゃんと様になるPixelとはそこが大きく違います。
ズームアウト(縮小、超広角)機能の比較
次に、ウルトラワイド(超広角)レンズで撮った写真の比較。
Pixel 7 Pro(0.5倍)vs Pixel 6 Pro(0.7倍)。
0.2倍分の違いはパッと見で明らかに違うというほどの差ではないですが、よく見ると明らかにPixel 7 Proの方が広範囲を写しているのがわかるはず。
Pixel 7 Pro(0.5倍)vs iPhone 13 Pro(0.5倍)。
倍率が同じであることからわかる通り、ほぼ同じくらいの範囲を写しています。
もう1枚。
iPhoneが0.5倍(2倍ズームアウト)のカメラを搭載したのはiPhone 11のころなので、撮影範囲の面においてPixel 7 Proはようやくそこに追いついたことになりますね。
Pixel 7 Proのズーム機能レビュー まとめ
当然のように綺麗に撮れる光学5倍ズームだけでなく、十分使える範囲の画質を担保した超解像30倍ズームまで備えたPixel 7 Pro。
指紋認証&顔認証の両方が使えるなど総合的な使いやすさが高いのはもちろんですが、総合的なカメラ性能が非常に高いレベルでまとまっているのが最大の推しポイントといってもいいでしょう。
価格もiPhoneに比べて安めを保っており、コストパフォーマンスも高い。スマホを選ぶ基準は人それぞれですが、個人的にはオススメの機種です!
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