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ヘッドホンやカナル型(耳栓タイプ)イヤホンに比べて音への没入感は劣るものの、軽いつけ心地で快適に長時間音楽が楽しめるインナーイヤー型のイヤホン。
ずっと音楽を聴きっぱなしで作業をすることの多い私も、AirPods(第3世代)をはじめとするインナーイヤー型イヤホンをよく使っています。
今回紹介するのは、そんなインナーイヤー型イヤホンの中でも抜群のコストパフォーマンスを誇る「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」という製品。
AirPodsと似た形状や使い勝手で、なんと7,180円という価格を実現。
音質も私が聴く限りこの価格帯のワイヤレスイヤホンとしてはかなり優れており、こだわりの強いユーザーでもなければまず満足できるはず。
日本オーディオ協会による「ハイレゾワイヤレス認定」も受けているとのこと。
SOUNDPEATSさんから製品の提供をいただいたんですが、これお世辞抜きでコスパがすごい。
この記事ではSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのメリットやデメリット、AirPods 第3世代と比較したときの違いや感想を紹介します!
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのスペックと主な特徴
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは、中国深センのSOUNDPEATS社が2022年に発売した製品。
国内最大級のオーディオビジュアル機器の総合アワード「VGP2023」の金賞&コスパ大賞も受賞したとのこと。
🎧SOUNDPEATS 受賞報告🏆
🥇新商品Air3 Deluxe HSが「VGP2023」において金賞およびコスパ大賞を受賞。
VGPアワードとは日本最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワードです✨
日ごろの皆さまのご愛顧に感謝いたします!🙇♂️ pic.twitter.com/apwX06FKFP
— SOUNDPEATS👉旗艦モデル「Opera」まもなく先行予約開始! (@SOUNDPEATS_JP) November 4, 2022
スペックや主な特徴を、以下の表にまとめておきます。
製品名 | Air3 Deluxe HS |
---|---|
メーカー | SOUNDPEATS |
Bluetooth バージョン | Ver 5.2 |
対応プロファイル | A2DP,AVRCP,HFP,SPP,GATT |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
通信範囲 | 10m |
サイズ | 60×22.5×48mm(ケース) |
重量 |
約4g(イヤホン片側) 約36.3g(充電ケース+イヤホン) |
防水規格 | IPX4 |
最大再生時間 |
約5時間(イヤホンのみ) 約20時間(充電ケース併用) |
充電時間 | 約1.5時間(イヤホン) |
充電ポート | USB Type C |
同梱品 |
イヤホン本体 充電ケース USB-C充電ケーブル 取扱説明書 |
その他の主な特徴 |
・ENC通話ノイズキャンセリング ・60ms低遅延ゲームモード |
カラー |
ブラック ホワイト |
定価 | 7,180円 |
発売日 | 2022年7月27日 |
Air3 Deluxe HSのデザインを写真でチェック
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのパッケージには、実際に装着している人の写真。形や装着方法はAirPodsと変わりません。ロゴや色が違うくらい。
「Hi-Res AUDIO WIRELESS」が、日本オーディオ協会によるハイレゾワイヤレス認定の証。
今回レビューするのはAir3 Deluxe HSのブラックですが、ホワイトもあります。
パッケージの中身はAir3 Deluxe HSイヤホン本体を内蔵した充電ケース、USB-A to USB-C充電ケーブル、取扱説明書。
まず、充電ケースから見てみましょう。
光沢のあるブラックで高級感がある一方、指紋がつきやすい難点もあり。
後ろ側にはSOUNDPEATSのロゴ入り。
ケースにはUSB-Cポートがついており、ここから充電が可能。ワイヤレス充電はできません。
ケースの中には、Air3 Deluxe HSイヤホン本体がセットされています。
取り出してみました。こうやってみると色以外はAirPodsとほんとに似てますね。
イヤホン本体は光沢のあるケースとは異なりマットな素材で、さらさらとしたさわり心地。
個人的にはこちらの方が好みなので、ケースもこの素材にしてほしかったかな。
背面にはSOUNDPEATSのロゴ。色はゴールドと赤銅色の中間くらいでしょうか。
装着時に外からよく見える部分ではありますが、そもそもイヤホンが小さいのとロゴ色が肌色にも近い系統なので、思ったほど目立たない印象。
音質と操作感はどう?実際に使ってみた評価
実際に、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSで音楽をしばらく聴いてみました。
音のクオリティは想像以上に高く、高音から低音までクリアにバランス良く鳴っている印象。
音割れなどはもちろん皆無で、低価格帯だと軽くなりがちな低音域もそれなりに聴こえる。
さすがにヘッドホンやカナル型イヤホンほどではないですが、インナーイヤー型ワイヤレスイヤホンでこれだけの音質で聴けるなら十分じゃないかと思います。
操作はイヤホンのロゴ部分をタッチして行う方式。
右タッチ1回で音量アップ、左タッチ1回で音量ダウン、左右どちらかを2回タッチで再生/一時停止など。
個人的な感覚では感度が高すぎる・低すぎるといったこともなく、それほどストレスなく操作ができました。
ただ、着脱のときなどに音量の上下やゲームモードのオン/オフ(3回タップ)が誤操作してしまうことがたまにある。
外すと自動的に一時停止/装着すると再生する装着検出機能も便利です。
※装着検出機能はSOUNCPEATS専用アプリにてオン/オフ可能
AirPods 第3世代とSOUNDPEATSイヤホンを比較
私が普段使っている、インナーイヤー型のAirPods(第3世代)とSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSを比較してみました。
AirPods 第3世代のレビューと使い方ちなみにAirPods 第3世代の通常価格は26,800円(ワイヤレス充電機能なしのモデル)、SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは7,180円。
見た目はかなり似ており、有線インナーイヤー型イヤホンの先端のみが独立したような形。
後発のSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSが、おそらくAirPodsを意識しつつ作ったんじゃないかと推測。
背面側。黒いメッシュ状のパーツが見えるAirPodsに対し、Air3 Deluxe HSはメーカーロゴが光っていてやや自己主張が強め。
次に充電ケースを比較。
どちらも光沢がありツルツルとしていますが、ブラックだからなのかAir3 Deluxe HSの方がより光沢があって指紋が目立つ気がします。
ケースの裏側。こちらもSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの方がやや主張が強い。
重量もチェック。
AirPods 第3世代が4.4g(仕様では4.28g)、Air3 Deluxe HSはイヤホン片側で4.1g(仕様上は約4g)。
イヤホンを内蔵した状態の充電ケースは、AirPods 第3世代が46.6g(仕様:46.47g)、Air3 Deluxe HSが36.5g(仕様:約36.3g)。
どちらもAir3 Deluxe HSの方が若干軽いようです。
AirPods 第3世代のケースはLightning充電(+ワイヤレス充電も可能なモデルあり)、Air3 Deluxe HSはUSB-C充電なことを除けば、日常的な使い勝手はそれほど変わりません。
同じ音楽を両方のイヤホンで何曲か聴き比べてみたところ、さすがに価格がぜんぜん違うだけありAirPodsの方が音の響きが強く奥行きや立体感がある印象。
ただ、Air3 Deluxe HSの音質もAirPodsにかなり迫るクオリティ。聞く曲によっては大して変わらなく感じることも。少なくとも”全然違う”というほどの違いは感じませんでした。
価格でたとえるなら、AirPodsの音質で26,800円ならAir3 Deluxe HSは1万円台後半〜2万くらいかな、という印象(実際には7,180円)。
両方のイヤホンを付け替えて交互に聴いたら違うかなとは思いますが、目隠しで音楽を聴かされて「どっちのイヤホンだったでしょうか?」と問われても正解する自信はない。
Air3 Deluxe HSと今回比較したAirPods 第3世代、ひとつ前で2023年3月現在も販売されているAirPods 第2世代のスペック比較表も貼っておきます。
製品名 | Air3 Deluxe HS |
AirPods (第3世代) |
AirPods (第2世代) |
---|---|---|---|
メーカー | SOUNDPEATS | Apple | |
画像 | |||
定価 | 7,180円 |
26,800円 ※ワイヤレス充電可モデル は27,800円 | 19,800円 |
Bluetooth バージョン | Ver 5.2 | Ver 5.0 | Ver 5.0 |
サイズ |
60×22.5×48mm (ケース) |
54.4×21.38×46.4mm (ケース) |
44.3×21.3×53.5mm (ケース) |
重量 |
約4g(イヤホン片側) 約36.3g(ケース+イヤホン) |
約4.28g(イヤホン片側) 約46.47g(ケース+イヤホン) |
約4g(イヤホン片側) 約46.2g(ケース+イヤホン) |
防水規格 | IPX4 | IPX4 | – |
最大再生時間 |
約5時間(イヤホンのみ) 約20時間(充電ケース併用) |
約6時間(イヤホンのみ) 約30時間(充電ケース併用) |
約5時間(イヤホンのみ) 24時間以上(充電ケース併用) |
充電ポート | USB Type C |
Lightning (ワイヤレス充電モデルあり) | Lightning |
カラー |
ブラック ホワイト | ホワイト | |
発売日 | 2022年7月27日 | 2021年10月26日 | 2019年3月26日 |
購入できる サイト |
Air3 Deluxe HSのメリット・デメリット
さいごに、Air3 Deluxe HSのメリットとデメリットをまとめます。
【メリット】価格に対して十分すぎる音質、圧倒的コスパ
- 低音から高音までバランス良く、インナーイヤー型として十分な音質
- 7,180円で買える圧倒的コストパフォーマンス
装用感が軽いインナーイヤー型としては、低音から高音までバランス良く聴かせてくれる非常に優れたワイヤレスイヤホンだと思います。
この製品が1万円を切る価格(7,180円)で買えるのはちょっと信じがたい。
同じインナーイヤー型のワイヤレスイヤホン・AirPodsとの価格差を考えると、Air3 Deluxe HSの圧倒的コストパフォーマンスが際立ちます。
【デメリット】AirPodsよりわずかに劣る音質、指紋がつきやすいケース
- AirPods 第3世代と聴き比べるとやや音の立体感に欠ける
- 指紋がつきやすい充電ケース
AirPods 第3世代と比較すると、Air3 Deluxe HSは若干ですが音の立体感・奥行きに欠ける気がしました。ただこれは交互に聴き比べてようやくわかる程度のもので、3倍以上の価格差を考えれば大いに健闘していると言っていいでしょう。
もうひとつのデメリットは、充電ケースに指紋がつきやすいこと。イヤホン本体はさらさらしていて汚れにくい材質なので、ケースもこの素材だったらより良かったなぁ……と個人的には思います。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのレビュー まとめ
多少のデメリットはあるものの、7,180円で買えて音も良いコスパ抜群のワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」。
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