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素晴らしい景観や温泉、広大な農地などさまざまな恵みをもたらしてくれる、熊本県の阿蘇山。
この阿蘇で飼育されているのが、熊本で誕生した和牛の1つである「あか牛(うし)」。
赤身が多いながら適度な脂肪分を含み、適度に柔らかく旨味が強いお肉です。
あか牛には和牛本来のおいしさがあるといわれています。これは、赤身に凝縮された旨味、ほどよい脂身と甘さのおかげで、幅広い年齢の方に召し上がっていただける食べやすいお肉です。
くまもとあか牛 – 熊本県産牛肉消費拡大推進協議会
あか牛は、耐寒・耐暑性に優れており、放牧に適し、性格がおとなしく飼育しやすいという特性を持っています。
肉質は赤身が多く、適度の脂肪分も含み、うま味とやわらかさ、ヘルシーさを兼ね備えています。
「あか牛」ってどんな牛?|熊本県畜産農業協同組合連合会(公式ホームページ)
熊本にはあか牛を味わえる店が多数ありますが、その中でもおそらく最も有名なお店が「いまきん食堂」。
阿蘇市のそれほど人通りの多くない場所にありながら行列が途絶えず、休日には数時間待ちも珍しくない超人気店です。
「何もそこまで待たんでも……」と正直思っていたんですが、実際に食べてみると納得の味でした。これはうまい。そりゃ長時間待ってでも食べたいわ。
今回は私がいまきん食堂を訪れたときの写真や感想、駐車場の場所や行列対策について紹介していきます!
いつも行列!阿蘇の超人気店「いまきん食堂」
いまきん食堂付近に走っている公共交通機関はないので、近隣住民以外のほとんどは車で来ることになるはず。
私の場合、ナビに従って来る途中たまたま駐車場を見つけたのでそこに駐車。
Googleマップで言うと以下の場所ですね。
他にも2箇所ほど駐車場があるようです。
内牧温泉街を利用する人のための駐車場も別にあるので、食事に来るのも立派な観光だととらえればそこを使うのも良さそう。
私が車を止めた場所からは、5分ほど歩きます。
たまに飲食店や土産物店がある程度で、とても静かな温泉街。
ですがいまきん食堂の周りだけ、明らかに異常な人口密度。
お昼時の12:30頃とはいえこの冬一番寒く雪も積もっているような状況、しかも平日なのに約20組もの待ち。
平日だからか大学生くらいの若いグループが多いようでした。
横にはいまきん食堂のキャラクター(?)のあか牛くん。なぜか一輪車に乗っている。
慢性的な長時間の待ちに対応して、いまきん食堂では受付とともに特製の観光案内冊子を配っています。右上には受付番号。
阿蘇観光の最初に来ると良さそう。
私たちは40分後に来るよう言われ、近くで待つことに。
隣には雑貨屋兼カフェがあり、いまきん食堂の順番呼び出しをしてくれるのでとても重宝します。
すぐ近くにあった、学校で座ってた記憶のあるイスの巨大オブジェ。この周辺で作ってたりするんだろうか。
その向かいには今金(いまきん)のもう1つの店舗らしき場所があり、現在は順番待ちの客が利用できる休憩所となっています。
休憩所にはオセロやマンガなど、時間をつぶせる設備も多少あり。車まで戻るのは面倒だし外は寒いので、ありがたい。
順番待ち番号の表示もあるし店はすぐそこなので便利。
「占いダイナマイトスイッチ(一回百円)」なる謎の装置も。怖くて押せなかった。
結局、私たちは受付から1時間後に呼ばれました。
噛めば噛むほど旨味があふれ出す、絶品あか牛丼
やっとのことで店内へ。改装したのか、木造ながら比較的新しい感じ。
テーブルとカウンター、座敷、それに奥にはこたつの席もありました。どこに当たるかは運。
スペースは広めにとってあるので、ゆったりできます。
あか牛丼(1,760円)があまりにも有名ですが、実は他にもチャンポンやハンバーグ、うどんなんかも置いてあるんです。
しかしここに来てあか牛メニュー以外を注文するお客さんはどのくらいいるんだろうか……?子供用に頼むかも、くらい?
私はもちろんあか牛丼をオーダー。他の席にもあか牛丼以外見当たりませんでした。
待つことしばし、運ばれてきた立派な丼と汁椀、漬物。
オープン!
見よこの暴力的なまでのビジュアルを。
円状にずらりと並べられた、阿蘇名物のあか牛肉。外側を香ばしく焼き上げ特製のタレで味付けされています。
真ん中にはドーンと温玉。
まずはお肉を……うんまぁーい。
赤身でありながら適度に脂肪分も含み柔らかく、旨味がしっかり。クドさが一切ないので、もったいなさを感じつつもバクバクいけちゃう。
あか牛肉を使って作られたあか牛味噌。
これまで食べた中でもトップクラスにご飯に合う味噌で、これだけでも十分おつまみとしてイケるクオリティ。
わさびも当然合う。合わないわけがない。
卓上にあった柚子胡椒っぽい赤い調味料は、麹でつくられた「こうじこしょう」というらしい。
これがまた、私の”こういう系”調味料史上トップクラスにうまい。適度な辛さとにんにく・麹のコクを備えており、これだけでも十分。肉と合わせると最高。
汁椀に入っていた牛肉スープが、これまた絶品。牛のダシがしっかり出ていて、レモンの酸味もほどよい。これでラーメンでも作ってくれんかな。
私の場合、温玉は最初から割らずに中盤戦で登板させる派。
味変など必要ない逸品とはいえ、まろやかな黄身が加わればさらなる極楽浄土は確実なものに。
最後の一肉がもったいなくてじっくりと噛み締めていると、どんどんと旨味が染み出てきて驚き。こんなにも隠れとったんかワレ。
こんなことなら最初からもっとゆっくり味わっておくんだったぜ。。。
皆が口を揃えて絶賛する意味がわかりました。
あか牛肉はもちろんのこと味噌やこうじこしょう、スープや漬物に至るまでスキのない絶品であった。ごちそうさまでした。
店で販売している「あか牛味噌」「こうじこしょう」も忘れるな
レジ近くでは、先ほど食べたばかりの「あか牛味噌(480円)」「こうじこしょう(530円)」も販売されています。
どちらも非常においしかったので、会計時にまとめて購入。
あか牛肉や麦みそが使われた「あか牛味噌」。少なくともご飯と肉なら何にでも合う。単品でもグッド。
「こうじこしょう」。こちらもどんな肉に合わせてもOK。チマチマと口に入れるだけで酒のつまみにもなる。
あか牛丼だけでなく、この2つもぜひゲットしておくことを強くオススメします。
「いまきん食堂」の行列対策を考える
私がいろいろと調べたり実際に体験した限り、いまきん食堂の行列について知っておくべきポイントは以下の通り。
- 開店前は行列ができる
- 受付は10:30〜11:00頃より開始
- 回転はそれほど早くないため、待ち行列は伸び続ける傾向あり
- 14:00の受付終了までに受付すれば、必ず食べられる
- 受付時に目安の時間を教えてもらえるため、並んで待つ必要なし
- 呼び出し時に不在の場合でも、声をかければ次に入れてもらえる
以上より、いまきん食堂の行列対策を考えるとすればこんな感じでしょうか。
10:30〜11:00頃行って早めに受付する
もっと早い受付前の時間から行って並べば最初に入店できるかもしれませんが、それまではかなり待つだろうしその場から離れられないのが辛い。
なので、受付が始まるちょうどその頃に行って受付を済ませるのがおすすめです。
10:30頃に受付スタートという口コミもあったのでそう記載していますが、もしかすると日によって違ったり、営業開始の11:00スタートかもしれません。
ランチタイムを後ろにずらして突撃してもあまり行列は短くならず、むしろ延びる傾向にあるので、なるべく早く行く方がいいでしょう。
待ち時間をざっくり予想し、その間何をするか決めておく
早い時間に訪れるのが難しい場合は、だいたいの待ち時間を予想しておきその間に何をしておくか決めておくとよいでしょう。ぼんやり待つのはしんどいですからね。
体感と口コミの感じだと、平日のお昼時で30〜1時間半、休日だと2〜3時間くらいでしょうか。
※ただ、待ち時間は日によって変動するので確実なことは言えません
待ち時間の過ごし方候補としては、
・周辺の街歩き、雑貨店や土産物店めぐり
・内牧で日帰り温泉
・車内や休憩所で用意しておいた本を読む、タブレットやスマホ等のコンテンツを楽しむ
あたりでしょうか。
とにかく、ある程度待つ前提で何らかの予定なりコンテンツなりを準備しておくのがよいと思います。
あとがき
他ではそうそう見ないレベルに並ぶ店なので気軽に行けないのが難点ですが、それでも一食の価値あり。そして一度食べるとまた行きたくなる。
一度この店で並んだあげくにチャンポン注文して周囲をざわつかせたいんですが、あか牛の誘惑に耐えられる気がしないなあ。。。腹がはち切れるかもだけど、両方注文してみようかな。
店名 | いまきん食堂 |
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電話番号 | 0967-32-0031 |
住所 | 熊本県阿蘇市内牧366-2 |
営業時間 | 11:00〜15:00(14:00受付終了) |
定休日 | 水曜、第三木曜 |
Web | 公式:いまきん食堂【公式】阿蘇内牧のお食事処 あか牛丼、チャンポン FB:いまきん食堂 – ホーム Retty:内牧 いまきん食堂 口コミ一覧 – Retty |
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