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SIMフリーiPhoneに海外SIMを入れても通信できない!?格安SIMを使っていると陥りがちな罠と解決策

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Taoyuan airport sim exchange 7

いやー、ハマりました。かれこれ30分ほどではありますが、海外に到着直後の貴重な時間を費やしてしまいました。

症状としては、「海外(台湾)の通信会社で購入したプリペイドSIMカードをiPhoneにセットしたのに通信できない」というもの。


何か手続きが必要なのかと窓口で聞いてみたり、説明の中国語を解読しようとしてみたのですがどうにもわからん。

左上に台湾の通信会社は表示されているのでもう少しのはずなのですが、どうにも通信できない。
で、ふと思いついたことを試してみたところ……あっさり開通。なんだそんなことだったのか。。。

詳しい人には「なーんだ」なことですが、そうでない私のようなユーザーはハマる可能性があるので覚えておきましょう!

台湾・桃園国際空港にて、iPhone対応のnano SIMカードをゲット

台湾の桃園国際空港に到着し、連絡と情報収集に必要なSIMカード(通信手段)をまず確保した私。
もちろんSIMフリーのiPhoneは持参です。

台湾桃園空港に着いたら最初にやっておきたい、両替と通信手段の確保(SIMカード入手)


台湾大哥大と並ぶ台湾の大手キャリア、中華電信にて。

Taoyuan airport sim exchange 8

iPhoneに対応したnano SIMカードをゲット!言葉がわからなくても「iPhoneで使う」ことと、何日間使うかを伝えることができれば何とかなるはず。

Taoyuan airport sim exchange 7

さて、このSIMカードをiPhoneにセットし早速使おう…と思ったのですが、ネットが全然つながらない。
左上の表示を見るに圏外というわけでも無さそうなのに。。

謎のSMSが届いたのでそこに手続き方法でも書いてあるのかと思ったのですが、「開通しました、使えるのは4/21までです」としか書いていない感じ(たぶん)。

Overseas sim cannot connect 1


私が行った「海外SIMでiPhoneが通信できない」の解決方法

色々やってみてもつながらず、あきらめて現地の知り合いに見てもらおうかなと思っていたのですが、ふと思いついてあることをやってみたらすぐ通信できるようになりました。

それは、MVNO(格安SIM)のプロファイルを削除すること。

私が使っているIIJmio(みおふぉん)などのMVNOを利用する場合、プロファイルというものをiPhoneにインストールしてから使う必要があります。

どうやらこれが台湾で購入したSIMと合わないということで通信できなかったらしい。
考えてみれば当たり前のことかもしれませんが、全然気づかなかった。。。

設定画面を開き、「一般」→「プロファイル」から削除すればOKです。
※以下のスクリーンショットは既に削除後なので、項目自体がなくなっています

Overseas sim cannot connect 2

日本に帰ってきて元に戻したい場合は、導入時と同じようにプロファイルをインストールすればOK。IIJmioならば以下の記事を参考にしてください。

なお、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアを普段から利用している方は、そもそもこのプロファイルのインストールが不要なためこういった症状は起きません。それで通信できないのであれば別の理由でしょう。

また、タイでTrue MobileのSIMを入れたときは、プロファイルを削除しなくても普通に使えました。
必ずしもプロファイル削除が必須なわけではなく、通信方式(?)の違いによるようです。


【2024年追記】台湾での通信は「ahamo」「airalo」がおすすめ!

私がこの記事で台湾を訪れたのは2016年のことでしたが、2024年の現在であればドコモの「ahamo(アハモ)」か、格安eSIMサービスの「airalo(エラロ)」を使うのがおすすめです!

ドコモの「ahamo」は、海外82ヶ国でそのまま使える

高速データ通信20GB5分以内の国内無料通話税込2,970円/月で使えるドコモのプラン「ahamo(アハモ)」。

これまでのプランに比べて格段に安いと話題になっていたのを記憶している人も多いでしょう。


このahamoのデータ通信、追加料金なしでそのまま海外82ヶ国で使えるのをご存知でしょうか。

もちろん台湾もahamoの海外データ通信エリアに含まれているので、ahamoを契約しているユーザーであればいつものスマートフォンがそのまま使えます。

設定はスマートフォンの「データローミング」を「オン」にするだけ。


ただし、海外滞在が連続15日経過後には通信速度が低速(最大128kbps)となるので、16日以上の長期滞在をする場合にはご注意を。
とはいえ日本に1度帰れば復活するので、ほとんどの旅行では問題ないはず。


ahamoの海外データ通信エリアには、台湾はもちろん韓国や中国、東南アジア各国、アメリカやヨーロッパ各国など日本人の渡航先のうち95%が含まれています。

海外旅行によく行く人にはうってつけですし、そもそも日本国内で使うだけでも格安なプランなので、これを機に乗り換えてしまうのもアリかも。

「airalo」のeSIMなら1GBが7ドルから使える。準備もかんたん

短期間の旅行などでahamoに乗り換えるほどではないユーザーにおすすめなのが、格安eSIMサービスのairalo(エラロ)


airaloのeSIM

国によって1GB(7日間)あたり4.5米ドル〜、3GBなら10米ドル程度〜と格安で利用可能

複数の国をまたいで使えるリージョナルSIMもあるので、周遊旅行のときにも便利。


たとえば台湾なら1GBで7米ドル(約980円)、3GBが14ドル、5GBが21ドル、10GBが31.5ドルで使えます。

【台湾で使えるairalo eSIM価格】

容量 使用可能期間 価格
1GB 7日 $7
3GB 30日 $14
5GB 30日 $21
10GB 30日 $31.5

※2023年2月現在


台湾のairalo eSIM料金


台湾のほかにシンガポール、タイ、インドネシアなどアジア14カ国で使えるリージョナルSIMなら、1GBが5ドル、3GBが13ドル、5GBが20ドル、10GBが37ドル、50GBが100ドル、100GBが185ドル。
※価格はいずれも2023年2月現在

【アジア14カ国周遊のairalo eSIM価格】

容量 使用可能期間 価格
1GB 7日 $5
3GB 30日 $13
5GB 30日 $20
10GB 30日 $37
50GB 90日 $100
100GB 180日 $185

※2023年2月現在
※利用可能な国と地域は中国、タイ、香港、マレーシア、韓国、日本、シンガポール、インドネシア、カンボジア、ラオス、マカオ、フィリピン、台湾、ベトナム


eSIMを事前にダウンロードしておいて切り替えるだけなので、空港からすぐに使えます。英語等でのコミュニケーションに不安がある人でも安心。

わざわざSIMカードを入れ替える手間もない。

私もいま海外旅行に行くならこのairaloを使いますね。


あとがき

いやー、あせりましたが時間かかってでも思いついてよかったです。日本でも海外でも、スマートフォンはお金と並んで最重要アイテムの1つですからね。
というかこれまで海外の通信会社でSIM設定してもらうのにやたら時間かかってたのは、これが原因なのかも。次回から店員さんにやってもらうときはプロファイル削除してみて、と声かけてみよう。

MVNOをお使いの方は、同じ罠にハマらないようご注意ください!


2 COMMENTS

シュライヤ

突然のコメント失礼します。
ドイツで新生活を始めたばかりの大学生です。ホストファミリーにプリペイドSIMカードの使い方を教えてもらったものの、いつまでたってもインターネットが使えなくて悶々としていたので、本当にありがたかったです…!!!

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@ushigyu

コメントありがとうございます!記事がお役に立てたようで何より嬉しいです。
私が大学生の頃は海外なんて考えもしなかったので、ドイツの大学に行く決断ができるのは凄い。
いろいろ大変なこともあると思いますが、ドイツでのチャレンジ応援しています!

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