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レンタルした軽自動車キャンピングカーで訪れた、熊本・阿蘇。
そこから高千穂を経由して宮崎に抜けようということで、県境付近に位置する南阿蘇エリアで1泊することに。
この付近は「高森町」という町で、温泉や自然のほかに食べ物としては田楽が有名とのこと。
たまに居酒屋で豆腐やナスの味噌田楽みたいなメニューはありますが、本格的な囲炉裏で田楽を食べたことは一度もない私。
せっかくだから食べてみたいと調べてたどり着いたのが「高森田楽の里」というお店でした。
風情あふれるかやぶき屋根の古民家で食べる田楽は、素晴らしい接客もあいまって最高のおいしい体験となりました。おすすめです!
かやぶき屋根の古民家で高森伝統の田楽がいただける「高森田楽の里」
こちらが「高森田楽の里」の入り口。なかなか雰囲気ありますねー。
場所はいわゆる「南阿蘇」エリア。
阿蘇山から見ると南東にあります。宮崎との県境近く。
両脇に木の生い茂る階段を上っていくと……
茅葺(かやぶき)屋根の古民家が!
風情がありすぎる建物の中へ。
内装もまたグッと来る雰囲気。
茅葺の天井、年を重ねた木材の色と香り、レトロな家具や置物の数々、そして囲炉裏。
なんと築200年以上経っているのだとか。
いやー、たまりませんな。
動画でもどうぞ。
席に着くと、間もなく炭を持って来てくれました。
この日は4月ながらかなり冷え込んでいたのですが、この炭火でかなり暖かい。
田楽を扱う軍手と膝掛け。
お茶を入れるヤカンも年季入ってます。
囲炉裏で焼く田楽と、素朴で深い味わいの料理。すばらしい
メニューは撮り忘れたのですが、せっかく田楽の里に来たのだから満喫せねば、ということで田楽定食(1,890円)を注文。
建物と同様にタイムスリップしたような服装に身を包んだお店の方が、囲炉裏を囲むように田楽を刺してくれます。
左からヤマメ、沢ガニ、 高森特産つるの子いも、豆腐。
奥から山椒味噌、大葉味噌、ゆず味噌。
それぞれ沢ガニ、いも、豆腐に合うとのことですが、もちろんお好みで塗ってもOK。
ただし、片面を焼き上げるまでは待ちましょう。
(頼めばお店の方がやってくれます)
焼いているうちに、前菜が出てきました。
ふきのとうの天ぷら、マスの三杯酢じめ、セリのおひたし、かぼちゃ、切干大根、むかごの煮しめ。
素朴な味わいですが、決して薄いということはなくいいお味。
さらに揚げたてのおあげ。
そうこうしているうちに炭火追加、火力アップ!
作りたてのこんにゃく串。
かけられている鶏味噌は、田楽はもちろんご飯とも合う味で一瓶ほしいくらい。
焼きおにぎり用のおにぎりが出てきました。これは後で網で焼いていきます。
田楽の片面が焼き上がってきたら、くるっと返して味噌をつけていきましょう。熱いので左手に軍手装着!
……と思ったのですがやり方がよくわからないので、最初は店の方にやっていただきました。
こんがり焼けた田楽に、たっぷりの味噌。
最初に、阿蘇特産の「つるの子いも」。火山灰のやせた土地でしかできないらしい。
外はパリっと焦げていて中はホクホク、大葉味噌がよく合います。
丸ごとパリパリと食べられる沢ガニ。たっぷりの山椒味噌で。
おいすぃー
味に変化がほしくなったら柚子胡椒もありますよ。
焼きおにぎりは、お好みの味噌を塗って自分で焼いていきます。
作る楽しみも料理の一部。
鶏ガラのダシをベースにしたしょうゆ味の具だくさんだご汁。
地鶏のガラと野菜からとった、やさしく深いダシがめちゃくちゃうまかった!これ作ってみたいなぁ。
おかわり自由とのことだったので2杯いただきました。
なかなか火が通らなかったヤマメと豆腐も、そろそろ食べ頃に。
柚子味噌が香る豆腐田楽。
阿蘇の湧水を使った豆腐を、味噌をつけて炭火で焼いて食べる。贅沢だねえ。
最後はやっぱりヤマメ、塩を少し落としてから丸ごとガブッといきます。
言うに及ばず、こたえられないうまさでしたよ。ええ。
ここまで全部で1,890円とかお得すぎるでしょ。
あとがき
雰囲気も料理の味も接客も素晴らしいお店で、大満足の夕食となりました。写真ではわからない部分ですが、おかみさんの気遣いがまたいい感じなんですよねえ。
阿蘇というと阿蘇山の北西部あたりにお店や宿や展望所などが集中していますが、南阿蘇(高森)にもこんなに良い店があったとは……。
温泉ももちろんあるし高千穂も近いし、エリア的にもおすすめです。ぜひ一度足を運んでみては。