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私がここ5年ほど毎日のように愛用している、Shokz(旧AfterShokz)の骨伝導イヤホン。
長時間つけていても疲れないので、使い始めてからずっと、『買ってよかったもの』としてPC作業のお供にこれ以上ない活躍をしてくれています。
- 約30gと非常に軽く、耳をふさがないので長時間装着していても疲れにくい
- 家族の声や車の近づく音などにもちゃんと気付ける
- 防水仕様で軽いので、ランニングやトレーニングにも使いやすい
- 音量を上げるとそれなりに音漏れするので、電車や静かな場所での使用はあまりすすめない
2023年12月現在、おもなShokz骨伝導イヤホンは「OpenRun Pro」「OpenRun」「OpenMove」「OpemComm 2」の4機種。
いざ骨伝導イヤホンを買おうと思っても、この4機種の特徴や違い、比較してどれを選ぶべきか迷っている人も多いのでは。
この記事では、Shokz骨伝導イヤホン各機種のスペックや特徴、使用感をわかりやすく比較して紹介。
それぞれどんな人にオススメなのか、詳しく解説します!
Shokz骨伝導イヤホンの価格とスペックを比較
まず、Shokz骨伝導イヤホン4機種の価格とスペックを表で確認しておきましょう。
購入検討しているイヤホンが他機種に比べてどのような違いがあるか、チェックしてみてください。
※表は縦横にスクロールできます
OpenRun Pro | OpenRun | OpenMove | OpenComm 2 | |
---|---|---|---|---|
画像 | ||||
標準価格 (税込) | 23,880円 | 17,880円 | 11,880円 | 22,880円 |
充電時間 | 約1時間 | 約1.5時間 | 約2時間 | 約1時間 |
急速充電 | 充電5分で1.5時間 | 充電10分で1.5時間 | – | 充電5分で2時間 |
重量 | 29g | 26g | 29g | 35g |
Bluetooth バージョン | 5.1 | 5.1 | 5.1 | 5.1 |
バッテリー 最大駆動時間 | 約10時間 | 約8時間 | 約6時間 |
約8時間 (通話は約16時間) |
防水防塵規格 | IP55 | IP67 | IP55 | IP55 |
骨伝導技術 | 第9世代 | 第8世代 | 第7世代 | 第7世代 |
材料 | フルチタン | フルチタン | ヘッドバンドチタン | フルチタン |
マイク |
デュアル ノイズキャンセリング |
デュアル ノイズキャンセリング |
デュアル ノイズキャンセリング |
デュアル ノイズキャンセリング ブームマイク |
充電方式 | 専用マグネット | 専用マグネット | USB-C | 専用マグネット |
サウンド |
Shokz TurboPitch テクノロジー | PremiumPitch 2.0+ | PremiumPitch 2.0 | |
カラー |
ブラック ブルー ベージュ ピンク |
コズミックブラック ルナグレー ブルーエクリプス ソーラーレッド |
スレートグレー エレベーションブルー アルパインホワイト ヒマラヤンピンク | ブラック |
発売日 | 2022/3/1 | 2022/3/1 | 2020/9/18 | 2023/9/1 |
レビュー 記事 | OpenRun Proレビュー | OpenRunレビュー | OpenMoveレビュー | OpenCommレビュー |
製品ページ |
※2023年12月現在
Shokz骨伝導イヤホン各機種の特徴
Shokzの骨伝導ヘッドホン各機種の特徴を、さらに詳しく見ていきましょう。
OpenRun Pro(最上位機種)
OpenRun Pro(オープンラン プロ)は、2022年3月に発売されたばかりのShokz骨伝導ヘッドホン最上位ハイエンド機種。標準価格は23,880円(税込)。
それまでの最上位機種であるAeropex(現OpenRun)に比べ低音再生がより強化されており、10時間とさらに延びたバッテリー持続時間、5分の充電で1.5時間の音楽再生が可能な急速充電が可能となっています。
一方で、最上位機種とはいえ防水防塵性能は中位モデルのOpenRunの方が上。
OpenRun ProのIP55は防水規格で言うと「噴流に対する保護」なのに対し、OpenRunのIP67は「水に浸しても影響がないように保護」。
なので両方とも雨や水洗い程度であれば問題ありませんが、OpenRun Proの方は水につけるのはやめた方がよいでしょう。
また、OpenRun Proの方がOpenRunよりも3gだけ重くなっています。体感できるほどの差ではないと思いますが、こちらも違いとして頭に入れておくといいかもしれません。
- 第9世代骨伝導技術(Shokz TurboPitchテクノロジー)により、低音再生がより強化
- バッテリー10時間持続、5分で1.5時間の音楽再生が可能な急速充電、いずれもShokzシリーズ最高性能
- 防水性能はOpenRunよりやや低く、雨や水洗い程度は問題ないが水没は推奨されない
- OpenRunより3gだけ重い29g。ただ、それでも十分軽いので重視すべき要素ではない
骨伝導ヘッドホンOpenRun Proをレビュー!他機種と比較した違いは急速充電対応、迫力ある低音再生など
OpenRun(バランスの取れた中位モデル)
4機種の中ではスタンダードモデルにあたる、OpenRun(オープンラン)。標準価格は17,880円(税込)。
それまでの最上位機種であるAeropex(エアロペクス)をベースとしつつ、「Bluetoothバージョンが5.0→5.1に」「10分で1.5時間使える急速充電」と2つの改善がほどこされたモデルです。
以下の写真はAeropexのもの。
中位モデルとはいえ26gの軽さ、IP67の防水防塵性能はShokzシリーズでNo.1。
音質はProほどではないにせよ、交互に聴き比べてやっと違いがわかるくらいで顕著というほどの差はないように個人的には感じます。
普段遣いからランニングやトレーニング用まで、幅広く使えるバランスの良いモデルです。
- Shokzシリーズ最軽量の26g、水に浸しても大丈夫なIP67の防水防塵性能もNo.1
- 10分で1.5時間使える急速充電、バッテリーは8時間持続。Proほどではないが十分な数値
- 骨伝導イヤホンとして必要な要素を全て満たす、バランスの良いモデル
骨伝導イヤホンOpenRun(Aeropex)をレビュー!軽量防水で運動用や長時間の使用にも最高
OpenMove(リーズナブルなエントリーモデル)
Shokz骨伝導イヤホンの中でも最も安価なエントリーモデル、OpenMove(オープンムーブ)。価格は11,880円(税込)。
エントリーモデルとはいえ、しっかりとShokz骨伝導ヘッドホンの優れた特徴を押さえたコストパフォーマンスの高いモデルです。
音質はややOpenRun ProやOpenRunに劣るものの、こちらも交互に聴き比べると感じるかな程度。OpenMoveだけを利用していればまず気になるほどではありません。
OpenMoveは充電ポートがUSB-Cとなっているのも特徴で、専用のマグネット充電ケーブルを使う他3機種と異なる。
マグネットの方が普段遣いには便利ですが、汎用的なUSB-Cケーブルが使えるのはメリットでもあるし、この点は好みが分かれるところでしょう。
OpenRun ProやOpenRunの2機種と交互に装着してみると、OpenMoveの方がやや締め付けが強め。
いずれも軽く長時間装着しても疲れにくい特徴があるものの、Shokzシリーズ内で比較するとOpenMoveの方が耳の周りに負担をかけやすいかもしれません。
また、形状の違いによりOpenMove装着時に上を向くと他3機種よりもバンドが首に当たりやすいのも地味にデメリットでしょうか。
- Shokz骨伝導イヤホンの基本的な特長を備えながら、1万円を切る価格を実現。コスパ高
- 汎用的なUSB-Cポートで充電が可能(他3機種は専用のマグネット入り充電ケーブル)
- 他3機種に比べるとやや締め付けが強めで、形状的に上を向くとバンドが首に当たりやすい
「OpenMove」をレビュー。骨伝導防水イヤホンのエントリーモデル、長時間使っても疲れにくく運動用にもオススメ
OpenComm 2(ブームマイクつきで声がクリアに届く)
OpenRun Pro、OpenRun、OpenMoveとは少し毛色が異なる立ち位置にいるのが、OpenComm 2(オープンコム 2)。価格は22,880円(税込)。
Shokzシリーズで唯一ブームマイクがついている機種です。テレフォンオペレーターがつけてそうな見た目。
上記写真はOpenCommで、2023年12月現在は2代目のOpenComm 2となっていますが、違いはミュートボタンの有無とマイクが左から右になったくらい。
性能にほぼ違いはありません。
最大の特徴であるブームマイクは、こちらの声をよりクリアに相手に届けます。
通話やzoom会議、ボイスチャットなどのやりとりをよくするのであれば、このOpenCommが他機種より適しているでしょう。テレワークにもうってつけ。
同じ音量で環境音を流しつつ収録した音声があるので、違いを聴き比べてみてください。OpenCommが圧倒的にクリアなのがわかるはず。
・OpenMove
・Aeropex(≒OpenRun)
・OpenComm
一応言及しておくと、Aeropexでもオンライン英会話レッスンで十分使えたくらいのマイク性能はあるので(講師に「あなたの声は他生徒に比べてずっと聴きやすい」と褒められるくらい)、おそらくShokz全機種でzoom会議くらい全く問題なくできるでしょう。
ただ、OpenCommは特にマイク性能が優れているので、こちらの声を相手に届ける機会が多いのであればより有力な選択肢になってくるはず。
もちろん、音楽や相手の声を聴くのも全く問題なく可能です。音質はAeropexと大した違いを感じないくらい。(個人の感想)
「マイクが良くても音質はどうなの…?」と心配する必要は全くありません。今まさに改めてOpenCommで音楽聴いてみてますが、他機種と遜色なし。
- ブームマイクを備え、こちらの声がよりクリアに相手に届く。zoom会議やボイスチャット、通話をよくする人におすすめ
- 音質も他機種と遜色ないので、音楽を聴く用途にも十二分に使える
Shokz OpenCommをレビュー!オンライン会議やボイチャに最適な、ノイズキャンセリングマイク搭載の骨伝導イヤホン
おすすめのShokz骨伝導イヤホンはどれ?まとめ
最上位モデルで低音再生が強化されたOpenRun Pro、ミドルレンジながら最軽量かつ高い防水性能のOpenRun、エントリーモデルで手頃な価格のOpenMove、ブームマイクを装備し通話に適したOpenComm。
それぞれのモデルはどんな人にオススメなのか?まとめました。
OpenRun Proをオススメするのはこんな人
低音強化、長時間バッテリー、急速充電が特徴のOpenRun Pro。
このOpenRun Proは、
- 少し値が張ってでもなるべく良い音の骨伝導ヘッドホンを使いたい人
- 毎日充電の暇もないほど長時間使う人
にオススメです。
OpenRunをオススメするのはこんな人
最軽量かつ防水性能が高く、Proほどではないが急速充電も可能と高いレベルでバランスの取れたOpenRun。
OpenRunは、
- ランニングやトレーニングなど、水濡れを含む運動によく使う人
- どの骨伝導ヘッドホンが良いのかよくわからない人
にオススメです。
OpenMoveをオススメするのはこんな人
Shokz骨伝導イヤホンの基本的な機能・性能はそのままに、価格を抑えたエントリーモデルOpenMove。
OpenMoveは、
- とにかく予算を抑えて骨伝導イヤホンを使ってみたい人
- 1日の使用時間がそれほど長くない人
にオススメです。
OpenCommをオススメするのはこんな人
ブームマイクを備え、クリアな音声で通話ができるOpenComm。
OpenCommは、
- zoom会議やボイスチャットなど、通話やテレワークによく使う人
にオススメです。
迷ったら「OpenRun」が私のオススメ
もし、ここまで読んでもどれにするか決まらない……という方には、OpenRunが私のオススメ!
Proほどではないが急速充電に対応し、バッテリーも約8時間もつので日々充電すればまず電池切れはしない。
最軽量で防水防塵性能も高いので、長時間の使用や水濡れにも強い。
迷ったらOpenRunにしておけば間違いありません!
Shokz骨伝導は、普段使いから運動中まで使えてオススメ
軽くて耳をふさがず、長時間使っても疲れにくい。
防水仕様で外れにくいので、ランニングなど運動にもおすすめ。
Shokz骨伝導イヤホンを使いはじめてもう6年目になりますが、手に入れてからずっと私の日常に欠かせないアイテムです。
どれを選ぶかで言えばOpenRunがおすすめではあるものの、どのモデルを選んでもきっとお値段以上の満足感があるはず。
特に「長時間使っても負担になりにくい」「運動中に使える」イヤホンをさがしている方は、チェックしてみてほしい製品です!